2015年12月24日木曜日

第1回雪崩リスクを考える学生の会 レポート

三回生主務の中川です。

この度、12月19日(土)に、特定非営利活動法人日本雪崩ネットワーク様と関西学院大学ワンダーフォーゲル部は、冬季山岳で活動を行っている大学の山岳部やワンダーフォーゲル部あるいはそれに類するクラブ等に所属する学生を対象に、雪崩安全対策に係わる会を開催致しました。

この会では、事故を引き起こさないために、登山をする上で「喚起すべきことは何か?」「何を考えて登るか?」を改めて考えなおす時間を設けることを目的としました。また他大学の山岳部・ワンゲル部と、登山(冬山)についてのリスクやマネジメントを共有しお互いに良いところ悪いところを指摘しあえる時間を作るのも目的でした。

参加大学は、我がKGWVを含め七大学に参加して頂きました。総勢60人弱と、これほどの学生山岳団体が集うことは滅多にあることではなく、非常に貴重な時間を全員が過ごせたのではないかと思います。

実際に、各大学からの報告は新鮮であり、自分たちがいかに閉じた環境で活動を行っているかを実感しました。本当に事故を無くすためには、事故を自身の中だけで消化するのではなく、その事故を受けて自分たちがどう変わったか、どう取り組んだかを、対外にもその事故の概要を含め報告し合う時間が必要だと確信しました。

失敗から学んだこと、学べることをお互いに共有しあうことがリスクの低減に繋がると考えます。同時に、そこで基本的な正しい知識を全員で学習し、自身の活動に照らし合わせ修正することも必要です。

今回の「第1回雪崩リスクを考える学生の会」では、そういった“共有”という点で各大学同士の横の繋がりを築いたと同時に、本来の目的も達成することができ、非常にいい会であったと自負します。来年度はさらに規模の大きいものに出来たらと思います。

この度参加して頂いた、各大学の皆様、誠にありがとうございました。
皆様の力があったからこそ、この会は意義あるものになりました。

また、最後までご協力いただいた特定非営利活動法人日本雪崩ネットワーク様にもこの場をお借りして感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。



2015年12月23日水曜日

一年というブランクを経て

ご無沙汰しています。
社会学部2年生の山宮です。
管理人になって以来一度も書いたことが無かったので、自分なりに振り返らせてもらいます。




私は去年の夏合宿を終えてから一年間山に登ることが出来ませんでした。
一年が経ち、復帰戦となったのが一人で行った六甲山でした。
復帰してから一ヶ月はトレーニングしたものの、山での行動に再び慣れるのに苦労しました笑。
ですが、美しい風景を改めて感じることが出来、登山できることの喜びを感じました。
この電波塔も久々で感慨深い。



それからまもなくして赤木沢PWに行きました。
今年に入って初めてのPWであり、テント泊でした。
思い返せば私自身PWは去年の滝本北谷だけであり、山行PWも初めてという有様に。
膝を曲げることが多く、恐怖心で一杯でしたが、無事に私の膝は耐えてくれました。
薬師岳の風景は今でも忘れることはありません。
あの遥か彼方から「ハトと少年」が聞こえてきたらさぞかし風情があるだろうなと考えた所、1年生の安藤からのコンセンサスが得れたため、私自身の感受性に少し自信が持てた気がします笑。
それにしても薬師岳いかついな~
本当は小屋を写しつつ遠くの風景を収めた写真を載せたかったのですが笑。



二つ目のPWは大山PWでした。
これは日帰りだったので、ブランクがある私にもとても有難い山行となりました。
下山後のなめこ汁の美味しさは形容しがたい何かを感じた。
この風景本当に大好きです。



赤木沢と大山を通して分かった事は、秋景色がとても美しい事と、私が良く足を捻る歩き方をしていたことです笑。
ここは反省。




そして、残念な結果となりましたが秋合宿。
私は初めての冬山で、夏山との差を思いっきり見せ付けられました。
何と言ってもオーバーミトンのもどかしさ。
素手で出来たことが途端に出来なくなるストレスに苛まれていました。
アイゼン着脱でそれが顕著に出て、着けるのに5分もかかってしまう失態を犯してしまった…
さらに袋が風に飛ばされないよう注意も払わないといけなく、オーバーフローを起こしてしまいました。
シールを着けるのにも苦労し、改めて下界で山に対する意識を持つことの重要性に気づきました。
そのため、三回目ですがアイゼン着脱で3分を切る事が出来、2分30秒も切る事が出来た。
つい昨日の出来事です笑。
山でその力が活かせないと意味が無いので、油断せずにACT1 に臨みたい。




と、大まかですが今年の山行を振り返ってみました。
ここまでよく部を辞めずに続けてこれたなあとしみじみ感じます。




そしてそして、気づけば明日アプローチという事実に時間の早さを感じる。
スキー開きが今回も遅いと言うことで積雪に一抹の不安を感じますが、臨機応変に対応して行きたいと思います。
実はスキー自体は中学生以来なので、少しワクワクを感じています。
ですが、合宿と言うことで、メリハリのある行動をとって行きたい。




ここまで見てくださった方々、ありがとうございます。
HP全般の更新頻度が遅くて申し訳ありません。
同じ指摘を受けないよう努力します。
現在、部員がどのような事を考えているかを知る機会として、また、どのようなエピソードを展開してくれるのかを楽しむために、今後意識してBLOGを更新していきます。