社会学部3年生の山宮です。
今回は岩手山八幡平PWについて書かせていただきます。
どうかお付き合いくださいませ。
岩手山八幡平PWは8/31~9/4の4泊5日の日程でPWを行いました。
岩手山は東北地方にある奥羽山脈の北部にある複成火山です。
火山とはいえ現在は噴火警戒レベル1のため、心配には及びません(と思いたい)。
県のシンボルの1つとされていることもあり、途中すれ違う人々の9割は地元の方々でした。
しかも、散歩ついでにと山を登る人もいるほど...
兵庫県の六甲山に対する愛着に近いものを感じます。
スタートは馬返口という変わった名前のところから
初日は1000m以上もの急登をひたすら登ります。
とはいうものの最初からいきなり登るわけではありません。
始めは平らな道をゆったりと進みます。
と思いきや急登が現れるのも山の醍醐味。
一合目から八合目まで登ります。
前半は基本的に晴れていたため、振り返るとそこは緑あふれる風景でした。
このように緑いっぱい
すると後半ガスが強くなり、軽いホワイトアウト。
後ろから来られた2人の女性の応援を受け、八合目に到着。
八合目が避難小屋になっていたが、もはや避難小屋ではない大きさと綺麗さ。
これが非難小屋なのか…!?
水場はある程度確保されているため、水歩荷をしなくて良かったことが幸いでした。
台風12号の影響もあってか曇り具合が強いです。そのため、岩手山アタックを次の日に回します。
避難小屋泊まりでお財布にも優しいPWになっています。
2日目は岩手山にアタックを行い、大深山荘へ向かいます。
天気は無事晴れてくれ、ご来光アタックに臨む事が出来ました。
素晴らしい朝日!
岩手山山頂には二人の先客がいたため、お二人方に写真を撮ってもらうことに
岩手山2038m
岩手山アタックを終え、お鉢巡りというメジャールートで下山。
アタック途中に台風の影響で倒れたお地蔵さんを20以上起こしに来たという方とも出会い、地元の岩手山への熱い想いを感じました。
ここでふと心境を吐露、岩手山の山小屋って綺麗なんですよねー
本日のC2
ストーブも完備されており、冬に訪れても安心できるアメニティがそろってました笑
登山ノートにも他大学のワンゲルの書き込みがあり、楽しんで読むことも出来ました。
肝心の水場ですが、ここの水場は枯れてる時もあり不安がありましたが、今回は無事で安心しました。
尺も置いてあり、準備が行き通っている
3日目は大深山荘に向かいます。大量の水があるということで気合いが入ります。
天候も素晴らしい快晴で気分は晴れ晴れとしています。
始めの三ツ石山を難なく越え、とてつもなく平らな地形にでます。
私山宮はこの景色にとても感動しました。
感動のオンパレードや~!
しばらく感動の余韻を楽しみつつ、目的地に近づいていきます。
難所はなく、広々とした登山道を進み、時に地形図からでもはっきり分かる蛇行した道を行き、難読漢字の山にぶつかります。
これで「こもっこやま」と読みます。漢字変換できません涙
ここまで来るとほぼ3日目の行動は終えたもので、下りに足をとられないよう気をつけるだけです。
そしてまもなく大深山荘が見えてきます。
大深山荘も同様に綺麗。周りに木のテーブルやイスがあり味があります。
荷物を小屋に置き、食当の準備のため、近くの有名な水場に出かけます。
水場がとても有名らしく、それに相まって風景も素晴らしく感動の嵐でした。
思わずMr.ChildrenのTomorrow Never Knowsを叫びたくなる衝動に駆られる。
4日目は八幡沼の近くまで向かいます。
ここの風景も素晴らしいと聞き、すでに心は躍るマハラジャ状態。
しかし、油断は禁物。
先ず始めは鏡沼が我々の門出を祝福してくれました。
日光の照らし具合が神秘的
この後は緩やかなアップダウンの繰り返し。
この後にもっこ岳という山に登るのですが、それまでは特に目立った山はないため、ゆったりと山を楽しみます。
そして、ピークのもっこ岳に到着し、記念撮影をします。
そして、ピークのもっこ岳に到着し、記念撮影をします。
風景は見晴らしが良く、とても綺麗でした。
もっこ岳を下山し、少し車道歩きをします。
車道歩きは登山道を歩くのと違った疲労を感じますね。
車もそこそこ通っており、なかなか賑わっている感じがします。
レストハウス。気分は下界です笑
しばらくレストハウスで休憩した後、八幡沼まで舗装路を歩きます。
ここまできたら、終わったも同然。ですが、油断は禁物。
あっという間に陵雲荘に着いて、その日の行程を終えました。
この風景を見れただけでも、このPWに着てよかったと心から思いました。
荷物を非難小屋に置いた後、八幡沼を観光し、食当をしました。
この日、玄米クリームブランの良さを知りました。
5日目は八幡平を越え、後生掛温泉へ向かいます。
この日、玄米クリームブランの良さを知りました。
5日目は八幡平を越え、後生掛温泉へ向かいます。
その前に昨日見た風景を見納め。
昨日と違った味があります。
スタートして数分で八幡平に到着。
どのような広大な景色が拝めるか期待していたため、すこしあっけに取られてしまいました笑
それでも記念撮影は怠りません。
実は個人的に一番きつかったのが、八幡平からの下りでした。
今までの感覚から急な下りがあっても乗り越えられると考えていたら想像以上の長さ。
それだけに留まらず何度かの渡渉。
途中の道沢の渡渉付近。
しかし、そこを越えるとしばらく平らになり、スムーズに進めるように。
このような木漏れ日がきれいな場所にも
何とここでも苦労をすることに。
蚊の大群に足を襲われ痒さの嵐。
この時ほど持参していた虫除けスプレーの偉大さを感じたことはありません。
さすが第3医薬品。
蚊の大軍を巻いたと思い安心していた矢先に、クマが出るかもしれないという話をすれ違った人達から聞き、緊張が高まります。
蚊の大軍を巻いたと思い安心していた矢先に、クマが出るかもしれないという話をすれ違った人達から聞き、緊張が高まります。
ここから鬼のような速さで登山道を突き抜けます。
なんとかクマと遭遇することもなく無事に登山道を突破し、車道に出ます。
なんとかクマと遭遇することもなく無事に登山道を突破し、車道に出ます。
車道に出る途中にあった温泉沼
近くの温泉の周りにザックを置き、大沼を空身で堪能した後生掛温泉でゴール。
ここが大沼。赤城山の大沼は「おの」と読みます。
4泊5日という日程でしたが、本当にあっという間でした。
東北の山に始めて登り、東北の美しさを体全体で堪能することの出来たPWになったと思います。
同伴のPL山崎に圧倒的感謝をしたいと思います。
同伴のPL山崎に圧倒的感謝をしたいと思います。
ゴール地点である後生掛温泉
P.S.
後生掛温泉はシャワーがなく、蛇口タイプという昔ながらの温泉で新鮮でした。
しかもお湯だけだとあまりにもあついため、水を出しつつ体を洗うという大変さ。