2017年8月28日月曜日

2017年度女子夏合宿!(前半)

こんにちは、お久しぶりです!
3年生の山崎すみれです♪
今回は、女子の夏合宿(前半3日間)の報告をさせていただきます。

 私達女子は8月1日から7日にかけて、北アルプスの後立山にて夏合宿を行ってきました!
 コースは 扇沢から入山し、鹿島槍ヶ岳・五竜岳・唐松岳・白馬岳・雪倉岳・朝日岳・長い栂海新道を経て親不知へゴールするという、ボリューム満点のものでありました(笑)

 さて、コースの説明の主な通過点として挙げられるものは 100・200・300名山ばかり。低くあっても美しい山、登りこたえのある山、味のある山はあります。単なる道であっても岩や木、草花の香りは地図からでは分かりません。また、天候や歩く人の気分によっても道の感じは変わるでしょう。
 ブログを読んでくださっている皆様に、訪れた山域の思い出を少しでもお分けし、魅力をお伝えすることが出来れば幸いです(^-^)

〈1日目〉
  扇沢登山口から出発し、柏原新道に入ります。標高が高い所へ行くには、無論登らねばなりません…急坂も多い登り道を歩いていきます。朝から汗をかいて、良い運動です(笑)
 道は細く、木々が茂っています。
片側が切り立っていたり 残雪があったりする場所もあります。
また、天気は曇り。時折 雨がぱらつきますが、こういう時に雨具を着たとたんに止んでしまったりするのですよね…(汗)
 900m近く登ったところで種池山荘に着き、やっとハイマツの茂る稜線へ。見通しが良くなり 草の香りを含んだ風は涼しく、なだらかな登りを行きます。途中から霧がかって来る中、爺ヶ岳を通り 砂利道を下り、その日のテント場である冷池山荘に到着です。
実は、最後の最後でどしゃ降りの雨に降られてしまいました…。また、山荘から野営所までが急な登りで遠い遠い…。

〈2日目〉
 予定行動時間は10時間以上!最初のキレットである八峰キレットを通過する日です!日が昇る前から準備をし、空にはまだ星が瞬いています。キレットに備えて余計なものを全てザックに収納し、いざ出発です。
 石が多く転がるハイマツ帯の道をゆっくりと登っていきます。
布引山の山頂では、御来光と共に北アルプスの気高い山々を見渡す事が出来ました!
 鹿島槍ヶ岳に着いた頃には青い空が広がり、見通しもよく気分爽快です。ここでヘルメットやグリップ軍手を着け、(覚悟を決め、)いよいよキレットへ入っていきます!
 岩場や鎖に梯子…と危険な場所が多いため、慎重に進みます。前日の雨で濡れているため注意が必要です。片側が切り立った細い岩場の道、鎖が垂れ下がった急な一枚岩の下り…足元を確認しつつ 確実に足を置き、手で岩をしっかりと掴みながら移動していきます!
私は恥ずかしながら、ビビってゆっくりとしか進むことが出来ませんでした(汗)暑さによるものではなく、冷や汗で体がびっしょり…。
 垂直の壁を一気に下り降りるような梯子と階段をつたい降りてキレット小屋へ到着。ここでキレットが終わり、皆 一息つきます。小屋のお兄さんが優しく迎えてくださりました。
 しかし、ここからがまた長く歩き甲斐があるコースでした!キレットを越えたにも関わらず、まだ岩場のアップダウンが続いており 鎖や杭、梯子がたくさん…。かと思えば、長い長い岩場の登り道…。五竜岳の頂上はまだかと思いながら歩き続け、もうすぐ着くと思いきや更なる登り!
ようやく五竜岳に着いた頃には、皆 達成感を覚えながらも疲れ果てていました(笑) そこから下り道を歩き、やっとのことで五竜山荘へ。長い一日が終わりました…。




〈3日目〉
 初めから、砂利やガレの多い下りや急坂、大きな岩が多く 歩幅を広くしなければならない登り等が続きます。
小さなピークにて休憩を取った後、鎖が多い岩場の道に入っていきます。途中、何人もの登山者の方にすれ違いました。
団体ツアーで来られている方、外国からやって来られた方までいらっしゃったので驚きました!相手の様子を窺ったり、待ったり、と時間がかかってしまいましたが、登山者同士の譲り合いも心温まるものです。慎重に進み、その日のテント場である唐松岳頂山荘に到着。前日とは異なる短い行程でした。
私からの報告(夏合宿 前半)は以上となります。

〈最後に〉
 実は、私は2年前にも夏合宿についての記事を書かせていただきました (笑) 当時1年生であった私は、「より経験を積み、成長していきたい」と述べています。この合宿において、 私は新たな課題を見つけたと同時に、仲間の励ましにより 課題の一部を克服し成長することが出来ました。 成長やら努力やらにゴールはありません。私が伸び悩んだ時期や苦労を経ながらも ここまでやって来られたのは、先輩、後輩、同期の皆…仲間あってこそだと思います。自分だけではなく、皆で成長することが大事なのです。残りの半年も仲間と一緒に全力で走り抜けたいです!

 お読みくださり、ありがとうございました。 今まで共にやって来たかけがえのない仲間たち、いつも応援してくださるOBの皆さん、関わる全ての方々に感謝します。
後半は2年生の田中がお送りします!お楽しみに…♪
(山崎すみれ)